まえばしハニープロジェクト「みつばち教室」

まえばしハニープロジェエクト様が企画されたイベント「みつばち教室」に講師として参加させていただきました。FMぐんまのパーソナリティー内藤聡さんが中心となって活動されている「まえばしハニープロジェクト」のイベントとして、前橋総合運動公園を会場に行いました。午前と午後の2回、お子様から一般まで、多くの方にご参加いただきました。

みつばち教室 (スタッフ様撮影)

講師は当然、内藤聡さんのいつものトークで、会場を盛り上げつつ、私には生態的な解説を振っていただき、ミツバチの基本的なお話から興味を持ってもらおうとお話をさせていただきました。ミツバチは私たちの身近な環境で見られる昆虫のひとつと言えますが、巣の中の様子は簡単に見ることはできません。そこで、この「みつばち教室」では前橋総合運動公園で飼育されているセイヨウミツバチの巣の中も観察できるという、充実した内容です。

巣箱の観察 (スタッフ様撮影)

座学が終わっていよいよ外へ。ケヤキの下に並んだ巣箱の中を観察します。ここでは、赤城高原養蜂場の山口満さんも講師として加わり、現役養蜂家として詳しい解説もお聞きすることができました。山口さんは親子二代で養蜂業を営まれていて、私自身、養蜂家の仕事には興味が深々で、何かドキュメンタリー的な取材ができないか、いろいろと有意義なお話を伺う機会となりました。私はぐんま昆虫の森の時代に、ミツバチを管理したことがありましたが、実際に巣箱の中をのぞき込むのは久しぶりで、独特な匂いやミツバチたちの羽音が懐かしく感じました。子供たちに女王バチを見せてあげたくて一生懸命探しますが簡単には見つけられず、このあたりが、しばらく遠のいたことで失われた感覚と感じました。養蜂家は、巣箱の中のコンディションをすぐに判断できる能力が必要で、山口さんのお話では経験に10年は必要とおっしゃっていました。

巣板を持って笑顔! (スタッフ様撮影)

子供たちは大喜びで、この非日常的体験を楽しみつつ、ミツバチ、昆虫、自然へと興味を広げてもらいたいと思いました。

「まえばしハニープロジェクト」は、はちみつとミツバチをきっかけに、私たちのくらしのすべてが自然環境の恩恵から成り立ち、その環境保全の大切さを広く一般に伝える活動を行っています。参加されたご家族の中には、ぐんま昆虫の森で顔なじみの方もいらっしゃいました。今回、このようなイベントに参加させていただき感謝いたします。

みなさんで記念撮影 (スタッフ様撮影)
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