ぐんま昆虫の森 散策

連日の散策です。幸先よく目の前のヤブガラシにアオスジアゲハが飛来します。日影でしたので、思いっきり感度を上げて、早いシャッタースピードで撮りまくります。

アオスジアゲハ OLIMPUS OM-1 90mmMACRO ISO2500 SS1/800  F5.6

さて、夏本番で利用者の多くはカブトムシ、クワガタムシを見たいと思いながら、ぐんま昆虫の森に来られると思うのですが、なかなか簡単に出会うことはできません。

毎年、安定的に樹液を出す木は少なく、いわゆる昆虫酒場と言われるような、狭い範囲に多様な昆虫類が群れるにぎやかな様子はすっかり見られなくなりました。

大木が多いクヌギの純林が園内の一部にあるのですが、そこに立ち寄ってみると、夏らしい光景に出合うことが出来ました。

クヌギ純林 OLIMPUS OM-1 7-14mm ISO800 F8 SS1/250

見上げた幹に張り付くノコギリクワガタのペアが見つかります。

ノコギリクワガアタ ペア OLIMPUS OM-1 90mmMACRO ISO2000 SS1/250  F8 ストロボ

その幹には、カナブンが点々と張り付き樹液を吸っています。

ノコギリクワガタと点在するカナブン OLIMPUS OM-1 90mmMACRO ISO1600 SS1/200  F8

カシノナガキクイムシが進出してから、太い幹に点在して樹液が出る光景が目につきます。昔とは違う樹液の風景です。ある意味、争いもなく平和な樹液酒場です。

並ぶ幹を順番に見ていくと、幹に絡んだツタの葉陰で、ノコギリクワガタ同士がバキバキと戦っているではありませんか、どうにも撮影できるような場所ではなく、ほどなく片方が幹から落とされますが、すぐ下のクヌギの葉にしがみつきました。

落とされたノコギリクワガタ OLIMPUS OM-1 90mmMACRO ISO1600 SS1/250  F8

その木は大当たりで、目の前の高さでペアが張り付き、私が近づいた振動で、ボトボトっと数匹のノコギリクワガタが落下してきました。

ノコギリクワガタ ペア OLIMPUS OM-1 90mmMACRO ISO1600 SS1/160  F9

そして、見上げた幹にカブトムシのペアが・・・

カブトムシ ペア OLIMPUS OM-1 90mmMACRO ISO1600 SS1/160  F11 ストロボ

子供たちに見せてあげたい風景です。簡単には見つけられない、でも、カナブンや飛び交うチョウだったり、スズメバチですら樹液の場所の案内人です。そんな観察力を養って、発見してもらいたいものです。

ジャコウアゲハ ♂ OLIMPUS OM-1 90mmMACRO ISO1600 SS1/160  F8

雑木林の林床に、よい形で静止するジャコウアゲハのオスがいました。チョウで始まりチョウで終わる散策でした。

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