ぐんま昆虫の森 散策
夏本番という天気です。昨日は昼過ぎからゴロゴロと雷が響き始め、いつ降りだすかと思いつつ、結局は桐生市界隈に雷雨はありませんでした。今日も同じような天気でしたが、降ったらずぶ濡れでも家は近いしと思いながらお昼過ぎからぐんま昆虫の森を歩き始めました。
製作中の絵本の課題もある中で、時間はあるのですが、どのように日々を過ごすかは悩みどころです。被写体コンディションとロケーション、天気や光線など何か条件がそろわないと気持ちがのりません。そうは言っても、夏は刻々と過ぎていくという現実がプレッシャーとなります。今は自分の時間をコントロールできるわけですから、メリハリをつけながらこの夏の成果を出していこうと思うのです。
このブログも、退職以降の野外観察として、自分なりの虫との出合いを記録する場であり、日々のルーティーンとして大事な位置づけだなと感じています。
カメラを向けたトップバッターはセグロシャチホコの幼虫でした。

春先に目立ちますが、2化目の幼虫が終齢となってヤナギの葉をバリバリと食べていました。
雑木林に入ると、幹に張り付いたノコギリカミキリがいました。これもまた、夏らしい風景です。
三脚を使い、下部からレフ版を当てて真面目に?撮影しました。

三脚を持ち歩いているので、使わないと意味がないという不純な動機で顔のアップを深度合成で撮影します。

アワブキの幹に産卵を終えたマイマイガがいました。

淡々とですが、雑木林を歩きながら周囲を見渡し、何か撮影対象として刺さるものを探します。
南の外周路で「これは!」というものに出合えました。

太いミミズの死骸に多数のオオヒラタシデムシとクロオサムシ(エサキオサムシ)も集まっていました。
にぎやかさとしてはかつて見たことがないほどの情景です。主役のオオヒラシデムシは、幼虫にとっては成長の場であり、成虫は雌雄の出合いとメスは栄養を蓄えてこの夏まだまだ産卵をすることでしょう。

入れ代わり立ち代わりという感じで、特にクロオサムシは、場所を移動しながら摂食していました。
右手からのこのことセンチコガネもやってきて、さりげなーく宴に参加していました。

散策の過程で夏グモがいくつか見られたのですが、それはまたあらためてUPしてみたいと思います。