「絵本ナビ」 インタビュー記事を掲載していただきました!
絵本ナビ様からの突然のご連絡をいただきました。「インタビュー記事を掲載させていただきたい」というご依頼に、即答「お願いします!」と喜んでというか、本当にうれしいお話をいただき感謝いたします。
普段から、著作の感想レビュー記事は気になりますから、たまにチェックはしていました。絵本ナビ様サイトは充実したコンテンツと作品コメントは奥が深く、よく拝見させていただいておりました。過去の私の作品紹介記事では、私が伝えたいことの的を突いたするどいコメントを掲載していただき、とてもうれしく思いながらも、直接お礼を述べたいと思っていたところで、なんと、そのお二人が取材に訪れました。
撮影エピソードから、自分の生い立ち、そして今に至るまでの話を、延々と語らしていただき、あっという間い時間が過ぎる中で、のちに「こんな私の人生で話まとまるかな?」と心配にもなりましたが、見事にまとめていただきました。
要約すると「本づくりの制作秘話」と「虫が好きな劣等生が、運よく、虫の仕事に就けて今に至る」という内容です。この仕事(昆虫館職員)をしていると、「どうしたら、昆虫館で働けますか?」という質問をよく受けます。自分の経歴はまったく参考にはなりませんが、しいて言えば「目標に食らいつく!?」という精神論となってしまいます。大きなターニングポイントが過去にありましたが、強い挑戦の意思と実行がなければ夢はかなわなかったと今でも思います。
そして、目標の仕事に就くということはスタートラインでしかなく、そこからいかに実績を積み上げるかが大切な訳です。組織に身を置き、思うようにいかないことばかりの日々の中で、我慢をしながらコツコツと少しでも前に進めたことが、振り返れば自分のスキルとなって蓄積されたなと感じます。
仕事への執着というのは、人それぞれだと思います。私のようにやりたいと考えていた仕事に就けた場合でも、その仕事の目的をどのように理解するかが重要です。一番大切なのは、昆虫施設である以上、組織としての仕事の取組みと成果です。目標を掲げて、時間と環境をどう使うかは、この仕事に限らず仕事人間の定めとも思います。「好きな仕事に就けて幸せ?」確かに幸せです。だけど過去を振り返って苦しい時間ばかりだったと思います。
今、この歳になって、昆虫が大好きな子供たちと触れ合いながら、将来、私のような仕事に就いて、「昆虫の素晴らしさ、環境の大切さ」を世代を超えて伝えてほしいし、そのためにも、もっと昆虫施設を増やしていけるような活動ができないかと、この先の人生の目標として考えるこの頃です。
絵本ナビ様には本当にお世話になりました。心よりお礼を申し上げます。