かやぶき民家とカイコ
久しぶりにぐんま昆虫の森のフィールドを歩きました。最近は近隣の公園散策などしていましたが、久しぶりに歩いて感じることは「虫が多い」ということです。「昆虫の森」だから当然!?あらためて、このフィールドの価値を感じました。かやぶき民家にお邪魔して、最近の様子などを会話しつつ、担当者は土日のプログラム準備に忙しそうにしていました。先日のチェアリングでは、前橋市の小川晶市長とのトークで、群馬県の文化史として、養蚕そしてカイコについて、もっと広めたいとのお話がありました。私としては「ぐんま昆虫の森には、100年以上前のかやぶき民家があり、実際にカイコを飼育し、当時の養蚕の再現がされています」と、しっかり広報をさせていただいたのですが、群馬県として唯一、当時のリアルな養蚕が再現されているという点は、群馬県の大きな文化的遺産であり、昆虫の森にとって大きな付加価値を生み出している施設だと思います。

そして、大事なことは、それを伝えたいという熱い思いの人間が、そこに携わるかどうかで、啓蒙の効果はまったく変わっていくわけです。民家担当の平岩さんは、本当に民家愛とカイコ愛にあふれる人で、様々な体験プログラムを考案し、毎週のように実施しています。
ぐんま昆虫の森にお立ち寄りの際は、是非、かやぶき民家に足を運んでください。