クロオオアリの結婚飛行2025 さらにその後

一昨日までは、土日は雨という予報でしたが、土曜の夕方の天気予報を見ていたら日曜は晴れに転じ、しかも最高気温が30℃まで上がるというではありませんか。まさに結婚飛行の気象条件となり、そわそわしながら、とりあえず9時ごろに巣の様子を見に行きました。昨日は結構な雨量でしたから、巣穴が何か所もふさがっていて修復する働きアリの姿がありました。まあ、行われるとしたら昼時以降と思い、いったん家に戻りました。11時半に再び訪れると働きアリの動きは活発で、巣穴の付近には緊張感が漂います。オスアリが数匹顔を覗かせると、その後いっきにぞろぞろとオスアリがはい出し、女王アリも1匹出てきました。時間は12時30分です。

クロオオアリの結婚飛行時の巣穴 NIKON Z9 LAOWA 24mm F14 2× MACRO PROBE
ISO20000 1/100 F30 ストロボ 

散らばっていく前の、放射状に静止する様子が、私としては撮りたい画になる一瞬なのですが、オスアリと新女王アリの重なりだったり、それはもうその時次第です。朝から曇天で暗く、この条件での虫の眼レンズの設定は厳しく、絞り値F30以上のSS1/100にはしたかったので、はじめてISO20000まで上げてみましたが、意外にもノイズは気にならず使える領域という実感です。

結果的にこの時がワンチャンスで、その後も結婚飛行は断続的に続きましたが小規模でした。3時には巣穴付近も静かになり、このコロニーの今年の大イベントも終わったようです。帰りにもう一つの公園に寄って様子を見てきましたが、翅を落とした新女王アリが数匹歩いているのを確認し、このあたりでは同調して結婚飛行が行われたようです。