赤城自然園 散策
連日にわたり、天気が良すぎて歩かないわけにはいきません。
湿気が少なく、気温が高い割には雑木林の中は快適です。

園路沿いにある貯木を覗き込みながら歩いていたところ・・・

オナガバチのなかまが3匹ほど舞っています。
シロフオナガバチとしたいところですが、このあたりの同定は難しいようです。
産卵シーンが見たいものですが、追跡をするも隙間に消えていきます。

しつこく追跡しているうちに、産卵中の個体を見つけますが、撮影がしづらい場所でした。
ダメもとでその枝を表面に引っ張り出します。
一度は飛び去りましたが、再び飛来し産卵を始めました。
触角を使って、内部の様子を探り、ホストとなるキバチ類の幼虫の位置を特定しているようです。
その情報は匂いなのか?はたまた活動の振動かもしれません。
長ーい産卵管を、体に対して直角に突き立てなければなりませんから、思いっきり腹部を反り返らせつつ、腹端部は180度折り曲げなければなりません。

一本に見える産卵管は、一対の鞘と一本の産卵管で構成されています。
鞘を操りながら、木部の内部に産卵管を送り込む様子は、カテーテルさながらです。

もっとも深いところに挿し入れて、樹皮下十数ミリほどでしょう。

産卵が完了後は抜く作業です。

産卵管を抜き取った瞬間、一気に180度向きが変わり、天を衝きます。
一度の産卵にかかる時間は5-6分ほどでした。
こんな工程を3回ほど繰り返していた時です。

そこへ・・・・エゾオナガバチがやってきました!

産卵管がさらに長く、最後に引き抜く直前のポーズは、科博の企画展で大型模型化されたほどで、このグループの象徴的なポーズかもしれません。

いいシーンが見られまた!


