ぐんま昆虫の森 散策
毎年、マダラアシゾウムシが多く発生するヌルデを見に行きます。
昨年ほどの発生量ではありませんが、幹には成虫が点々と見られました。

二股に大きく分かれた幹の片側には脱出孔が目立ちますが、こちらは完全に枯れています。
片側の幹も葉の展開が歩く、今年中には枯れそうです。
食害による衰弱とも捉えがちですが、そもそもヌルデは巨木化することはなく、短命な樹木です。
寿命が近づいて衰弱したところで、マダラアシゾウムシが集まったと考えたほうが正解です。

オニグルミの葉裏にクルミマルハバチの幼虫を見つけます。
アゲハモドキの幼虫に本当によく似ています。
擬態の関係性はよくわかりませんが、蝋状物質を身に着ける効果があるとすれば、収斂進化なのかもしれません。

自然光の葉裏では、蝋状物質がまったく目立たず、ストロボを当てて、実態が浮かび上がりました。

エゴノキの花がピークです。クマバチが羽音を立てながら頻繁に訪れます。

ソメイヨシノの枝先に、造巣性の幼虫集団がいました。
まるでスガ類の幼虫を彷彿とさせますが、サクラヒラタハバチの幼虫です。
かつて私も蛾類ではないかと騙されました。

こんな立派な触角を持つ蛾類幼虫はいません。

タラノキにヒメシロコブゾウムシがいました。
背景が抜けていて、ポートレートとしてベストなシチュエーションです。

おそらくヤマシロオニグモだと思います。
足場糸を使いながら捕獲網の形成中でした。

シオデの葉裏にルリタテハの幼虫が目立ちます。
すでに終齢幼虫です。

ホオジロアシナガゾウムシがシンジュの幼木で産卵行動をしていました。
その後、切断した下部の茎に産卵すると思うのですが、そこまでは付き合えませんでした。

ここ数年ですが、エノキの幹に斑班が現れると枯死する現象が多く見られます。
直径が15~20cmほどの若い木がほとんどです。

斑班が出た時点で衰弱木ですから、アシナガオニゾウムシが集まってきます。

交尾も観察できますが、この場所に産卵し、繁殖の場になっているか疑問点です。

枯れたエノキは樹皮が浮き上がり剥がれ落ちます。
樹皮下には何らかの甲虫が穿孔したであろう食跡が目立ちます。
いかにも、アシナガオニゾウムシの食害と想像できますが、幼虫の姿もなく、脱出孔もありません。
引き続き、観察してみようと思います。

サルトリイバラに特徴的な食跡が残されていました。

フタホシオオノミハムシの仕業です。


