赤城自然園 昆虫観察と撮影教室 5/9
赤城自然園様とのコラボレーション企画で、昆虫観察と撮影教室の第一回目を開催しました。
私としては初の試みで、どのような運びとなるか、不安を感じながらも精一杯やらせていただきました。
天気は晴れですが・・・・とんでもない強風と、コントラストが強い最悪のコンディションです。
撮影対象は下見をしつつも、ほとんどが行き当たりばったりです。
取り急ぎ、下見で見つけておいたアカボシゴマダラ幼虫から始めてみました。
比較的、風の影響が少ない林縁でしたが、それなりに枝が風で揺れます。
今どきの、高感度時代ですから、シャッタースピードとある程度深度を保ちつつも、背景のボケをいかした寄り加減で、やや引き気味に撮りつつ・・・
逃げない被写体であれば、さらに深度と角度を考えながら撮影していくという、私流ではありますが、基本的な撮影の流れを説明します。

普段はストロボを使われない参加者の方々でしたから、深度を稼ぎたい時などは、背景露出を暗くし、ストロボ光で止める手法など解説しました。

その後、歩きはじめると、やや高い葉裏にダイミョウセセリが張り付いていました。
チョウ本体は、ほとんど黒つぶれですが、翅の模様がシルエットで生かせる条件です。
生態よりは、フォトジェニック寄りな表現の例として、皆さんに撮影していただきました。

参加者の方がクサカゲロウの一種を見つけてくださいます。
複眼の美しさに着目し、クローズアップと深度合成の作例ではうってつけでしたが、葉が風で揺れすぎて寄り切れませんでした。

アメンボは風の影響を受けにくいので、ヒメ・・・、ナミ・・・、オオアメンボの3種の解説をしつつ、水面反射をいかした波紋とセットでの撮影に挑戦していただきました。

高いところをウスバシロチョウが優雅に飛ぶのが見られますが、なかなか花には止まらないだろうと諦めていたところで、奇跡的にマーガレットに舞い降ります。
この日、一番のシャッターチャンスだったと思います。

マーガレットにはコアオハナムグリも見られました。
晴天での白い花の諧調の扱いと、背景の様子から、ボケをいかして引き気味の作例として撮影しました。

気が付けばあっという間に2時間近くが経過していて、そろそろと思い、移動を始めたところで、ルイスアシナガオトシブミが見つかります。
小さく厚みがある甲虫のとらえ方などお話しつつ、野外での講義を終了しました。

お昼の時間をはさみ、休憩室の一角をお借りして、最後は講評を行いました。
今回の参加者の方々は、私と同じOM派がお二方、ニコンのℤがお一人でした。
使用するレンズやイメージセンサーのサイズなど、機材が多様な時代ですが、昆虫という被写体との向き合い方、捉え方に焦点を当てたお話をさせていただきました。
参加者の方々のご質問にお答えしつつ、私の経験値の中で、何かお役に立てる情報があれば幸いと考えています。
参加者の方々のご協力もあって、成立するプログラムであり、参加された方々には心よりお礼を申し上げます。
スタッフの方々にも、大変お世話になりました。

