ぐんま昆虫の森 散策
午前中で沖縄遠征日記をやっと書き終えました。
宿題が終わり、すっきりとした気分でぐんま昆虫の森を歩きます。
新葉の展開に合わせて、食葉性昆虫がにぎやかです。
最初に目についたのがトンボエダシャクの幼虫です。
この季節ならではの、季節感があるシャクトリムシです。

ヤマハギにフジハムシが多数いました。
名前の通り、ホストはフジやニセアカシアが一般的です。
食草が豊富にある中、ヤマハギの小さな株に集中していました。

葉裏に卵も見つかります。

幼虫たちも活発です。

林縁のアジサイには、よく見るパンチング食跡がありました。
アジサイハバチ一種の特徴的な食跡ですが、幼虫の姿を見たことがありませんでした。

葉が展開してから、まだ一か月程度ですが、食跡が目立つ割に幼虫の姿が見当たりません。
何枚か葉をめくり、ようやくその姿がありました。

林床ではキンランが開花期のピークを迎えています。

樹上を見上げれば、ミズキの葉裏に5mmほどの小さな甲虫が目立ちます。
ジョウカイボンのなかまは同定が難しい分野ですが、やや特徴がはっきりしていたので調べたところ、クロツマキジョウカイのようです。

ムラサキシキブとイチモンジカメノコハムシのセットも、この季節の風景です。
食跡とセットで、よい生態の描写と思い撮影します。
撮影後によく見てみると・・・
食跡が自身にも付いています。
勢い余ってかじられたようですが、同種か、はたまたイモムシかもしれません。

ユズリハの若葉にクロホウジャクの若齢幼虫がいました。
スズメガ類では稀な成虫越冬ですから、この時期に幼虫が見られるわけです。
ぐんま昆虫の森内で20年に渡りライトトラップに入る蛾類を見続けてきましたが、春先にクロホウジャクが入るようになったのは、10年ほど前からです。
しかし、このあたりで成虫越冬しているかはわかりません。
夏には、山間部のヒメユズリハでも繁殖していますから、成虫はかなり移動力がありそうです。

アワブキの葉上で、ホソオビヒゲナガのオスが長い触角を風になびかせていました。

私の姿を見て、さっと葉裏に身を隠したクモがいました。
葉裏を覗き込むと、鮮やかな体色のフノジグモでした。
毒々しいカラーがゆえに毒グモ扱いされることもあります。
どんなクモにも毒牙があり、防衛で咬む性質があるかないかと、毒性の強さが問題視されるわけです。
フノジグモはいたっておとなしい性質です。



