赤城自然園 散策
ツリフネソウは結実の時期を迎えています。
葉には食跡が目立ち、細長いシャクガ科幼虫が目立ちます。
ツリフネソウ科を食草とするシャクガ科で調べると、ツマグロナミシャクなどが出てきましたが、幼虫形態画像はありませんでした。
細長い体型で、口先をとがらせて静止するシャクトリムシはヒメシャク亜科に多い特徴です。

ニワトコの枝先では、これまた見たことがない幼虫が・・・
パッと見は、ヤガ科のマダラウワバ属に似ています。
これもお手上げで、気長に羽化確認をしてみたいと思います。

アサギマダラの数もだいぶ減りつつある中、私なり思う素朴な疑問があります。
群馬県から100km南下すれば、幼虫の越冬地となり、常緑のキジョランに産卵を行います。
群馬県にはありませんから、越冬ができないわけです。
しかし、クサタチバナやカモメヅルといった食草は未だ枯れていない中で、産卵はしないということです。
産卵したとしても、当然生き残れないわけで、リスク回避ができています。
園内での、この季節の様子を見る限り、産卵行動的な飛翔は見られませんから、そもそも産む気がないのだろうと思います。
それは、アサギマダラの持つ習性的な判断なのか、この時期の冬枯れ前の食草に、産卵を誘引する物質がないかのいずれかなのだろうと思うわけです。

クサタチバナは、早いものは葉が黄色くなり、枯れ始めているものもありますが、未だ健在の株も少なくありません

イケマも、1か月後には葉が枯れ落ちることになります。
そんな葉の裏側に、卵が産みつけられていないか見てみました。

見つかったのは、ギンツバメの幼虫でした。

ブナの幹でヒメシロドクガの幼虫を見つけました。
林床に下りて、葉裏で越冬する準備に入っています。

長身で風変わりなハバヤマボクチが咲き始めました。

日も傾き始めたところで、ラスト30分、ツツジ類が多い散策路を歩きます。
淡々と歩く中で、ふと、通り過ぎた風景に何かを感じました。
視点を戻すと、コエビガラスズメの幼虫をツツジ類の枝先で見つけます。
久しぶりに出会った気がします。
その鮮やかさに感動しつつ、カメラを向けます。
散策のよい締めくくりとなりました。


