水元公園 イモムシ観察会

小学館図鑑NEOイモムシとケムシ製作に一緒に関わった横田光邦さんと鈴木知之さんと編集者の方々、そして図鑑編集部の新メンバーの方々も含め、葛飾区水元公園でイモムシ観察会を行いました。

この企画は、昨年11月3日に初めて行い、思いのほか蛾類幼虫の多さに驚きつつ、今年もやりましょうということになりました。

気温が上がり風もなく、コンディションは最高の中、歩き始めます。

水元公園

アキニレの樹皮の裏にいた、クサカゲロウ一種の幼虫発見からスタートします。

イモムシではありませんが・・・

ヨツボシクサカゲロウ幼虫 OLIMPUS OM-1mkⅡ 60mmMACRO  ISO1000 SS1/80  F13 ストロボ Trim

特徴からヨツボシクサカゲロウの幼虫ではないかと思われます。

ヨツボシクサカゲロウ幼虫 OLIMPUS OM-1mkⅡ 60mmMACRO  ISO1000 SS1/80  F13 ストロボ Trim

クヌギのやや低い枝先を覗き込み、ヤマトカギバ幼虫がお初のイモムシとなりました。

ヤマトカギバ幼虫 OLIMPUS OM-1mkⅡ 60mmMACRO  ISO3200 SS1/160  F7.1

みんなでワイワイと枝先を覗き込む集団です。

水元公園 TG-7

そして、次に差し掛かった枝ぶりが低いナンキンハゼでナンキンキノカワガ幼虫が見つかります。

山地では自然植生のシラキを食草としますが、平地の並木や公園でナンキンハゼが植栽されるようになって、身近な蛾類になったようです。

亜終齢、終齢がいくつか見つかります。

ナンキンキノカワガ幼虫 OLIMPUS OM-1mkⅡ 60mmMACRO  ISO3200 SS1/250  F9 ストロボ 

そして、横田さんが「これ、ナンキンキノカワガの卵だ」と・・・

越冬態は成虫です。

ナンキンハゼは落葉樹ですが、葉のコンディションからすると、この世代も育ち切るか?

ナンキンキノカワガ卵塊 OLIMPUS OM-1mkⅡ 60mmMACRO  ISO3200 SS1/250  F13 ストロボ 

以前にシンジュキノカワガの卵を撮影した時、表面に彫刻模様があったことを思い出し、クローズアップしてみます。

小籠包が並んでいるかのようです。

ナンキンキノカワガ卵 OLIMPUS OM-1mkⅡ 60mmMACRO  ISO3200 SS1/250  F13 ストロボ Trim

枝先にはゴマフリドクガがいました。

晩秋に見かけることが多い派手なドクガ幼虫です。

ゴマフリドクガ幼虫 OLIMPUS OM-1mkⅡ 60mmMACRO  ISO3200 SS1/250  F8 ストロボ 

昼食をはさみ歩き始めます。

アカボシゴマダラの越冬前の幼虫が目立ちます。

アカボシゴマダラ幼虫 OLIMPUS OM-1mkⅡ 60mmMACRO  ISO640 SS1/250  F8 ストロボ

ヒメクダマキモドキが午前中もぽつぽつと見られましたが

アカメガシワの低木の葉の上で多数見つかります

葉には食跡も多く、もっとも好む樹種のようです。

ヒメクダマキモドキ OLIMPUS OM-1mkⅡ 60mmMACRO  ISO250 SS1/500  F3.5 ストロボ

林縁部を散策していきます。

水元公園 TG-7

ツマジロエダシャクのきれいな成虫が見つかります。

ツマジロエダシャク OLIMPUS OM-1mkⅡ 60mmMACRO  ISO2000 SS1/160  F5.6

アカボシゴマダラの終齢幼虫がいました。

この先、まだ羽化する?

アカボシゴマダラ幼虫 OLIMPUS OM-1mkⅡ 60mmMACRO  ISO2000 SS1/250  F5.6

下草にあまり目を向けていませんでしたが、さすが鈴木さんはアカエグリバ幼虫を見つけ出します。

アカエグリバ幼虫 OLIMPUS OM-1mkⅡ 60mmMACRO  ISO4000 SS1/400  F4.5

クサギの幼木が多い一角に差し掛かり、クロメンガタスズメ幼虫でもいないかとのぞき込みます。

すると、巨大なシャクトリムシがいました!

「えーとなんだっけ?リンゴツノエダシャクだ!」思い出せてよかった。

リンゴツノエダシャク幼虫  OLIMPUS OM-1mkⅡ 60mmMACRO  ISO4000 SS1/125  F5.0 ストロボ

同じ木の葉裏にはフサヤガが見つかります。

フサヤガ OLIMPUS OM-1mkⅡ 60mmMACRO  ISO4000 SS1/125  F5.6 ストロボ Trim

公園らしくプラタナスが多い中、やや黄色く色づいた葉はグンバイムシが発生した痕跡がありました。

そういえばプラタナスグンバイは見たことがないなと探し始めます。

幼虫の脱皮柄が目立つ中、成虫が見つかりました。

プラタナスグンバイ(+不明ダニ)  OLIMPUS OM-1mkⅡ 60mmMACRO  ISO4000 SS1/40  F13 ストロボ Trim

横田さんがサンゴジュでオキナワカギバ若齢幼虫を見つけました。

南方系昆虫の新たな東京進出です。

オキナワカギバ幼虫   OLIMPUS OM-1mkⅡ 60mmMACRO  ISO4000 SS1/100  F7.1 Trim

終盤はポプラ並木を歩きつつ、昨年は、ポプラのひこばえで様々幼虫が見られましたが、今年は不作のようです。

クスノキの幼木で見つけたアオスジアゲハの幼虫で締めくくりました。

アオスジアゲハ幼虫   OLIMPUS OM-1mkⅡ 60mmMACRO  ISO4000 SS1/250  F5.6

群馬県はすでにイモムシのシーズンオフの気配です。

都市部公園は、まだまだ年末までは見られそうな気がします。

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