赤城自然園 散策
歩き出して早々に、クワの葉裏で見慣れない卵嚢が見つかります。
クモのものであろう想像がつきますが・・・
調べた結果、ゲホウグモの卵嚢のようです。
ゲホウグモを未だ見たことがなく、いつも通過していたこのコースに成体が潜んでいたかと思うと、ちょっと悔しい気持ちになりました。

毎回覗き込むクヌギの樹液では、大きなカブトムシのオスが、交尾を仕掛けていました。
個体数はだいぶ減りましたが、この時期になってもまだ見られます。
発生数の多さか、天敵との関係か・・・
長らく見てきた、ぐんま昆虫の森とのカブトムシ事情の違いに、驚かされた夏でした。

褐色型のナナフシモドキがコナラの梢にいました。
腹部が太く張っていて、まだ産卵はしているようですが、そろそろ活動期も終盤です。

木の幹では、クビワホソバの幼虫が目立ちます。
幹に張り付くケムシ・・・目に入っても、関心を持つ人はほぼいません。
地味ないでたちではありますが、背面に施された黄色い線と腹脚の赤は、配色のアクセントとして洒落ています。

フジカンゾウの花穂にザトウムシの一種が止まっていました。
写真を基に検証しましたが、イラカザトウムシに似つつも断定はできませんでした。
それはともかく・・・
よく見ると口器で部位をなめています。
花が落ちた後の、めしべにあたる部分のように見えます。
第1脚の先が添えられていますが、何をしているかはわかりません。

貯木の間で、ウズグモの円網がありました。

特徴からヤマウズグモのようです。

虹色を発色する円網が目に入ります。
水平に張られた円網を斜め上から見下ろした角度です。
やや西に傾いた木漏れ日と視線の角度が合致したようです。

弱い風にあおられながら波打つ円網は、キラキラと美しく輝いていました。

枝が低く、果実のなりが比較的多いエゴノキを見つけました。
ざっと見て、産卵中のメスがいくつか見られる中、オス二匹がそれを見守るシーンに出会います。
対象が小さく、ピントがシビアな撮影ですから、三脚をセットします。
日陰の光線下で抜けが良く、背景紙を使ったスタジオ写真みたいになりました。

オスが二匹いた場合、頭を突き合わせて争うことがあり、その様子はまさに闘牛です。
そんなシーンが撮れたら面白いと思いつつ、いざそんな争いがはじまると・・・
思いのほかバタバタしてしまいます。
癖でつい寄ってしまい、結果として深度が浅くなってしまいました。
F値の調整は、感覚的に沁みついているつもりでしたが、なぜ、対応できなかったか?
焦点の強調と捉えれば、悪くない表現とも思いますが・・・

寄らずにそのまま撮って、トリミングすればよかったという考えと、寄った分、深い深度で対応すべきだったとも後悔します。
露出と表現、そして画質保持、そのはざまであれこれ考えるのは頭の体操ですね。
※撮影情報において、トリミングされた画像は「Trim」を追加しました。

