夏の展示切り替え・・・後半戦

さて、メンテナンス休園4日目で、次は3階の企画展「たのしい昆虫飼育Part2」雑木林編の会場設営です。1階に比べればフロアースペースは半分ほどで、切り替え初日にすでに段ボールのパネルベースは設置済みです。出力の貼りこみ作業も業者委託で完了しており、切り替え作業としてはかなり負担が軽いものです。そもそも、数年前までは1階で続けてきた企画展ですが、予算の減少と準備作業の軽減を目指して3階会場に移動したわけです。しかし・・・企画展が自分の担当となれば、1階と3階の準備が自分一人に降りかかるという結果を招くわけです。まあ、こんな苦しみも今年が最後だと思って、切り替え作業後半戦です。この企画展準備の難関は、現場設置よりも中身となる原稿作成です。年明けからコツコツと準備は進めてきましたが、4月以降は何かとイベントなどが立て込む中で、締め切りギリギリセーフでなんとか書き上げました。企画展概要は後日に詳しく書きたいと思います。昨年のPart1とレイアウトも同様で、既存の什器を配置して床配線と生体展示の作りこみで仕上げです。

企画展準備 展示什器配置と床配線作業
企画展準備 床配線も完了して片付け中

メンテナンス休園5日目は最終日で、企画展会場は生体展示と解説プレートを設置して仕上げです。そして2階は、夏の特別展示「セミたちの夏」です。これは、2021年に企画展で製作した展示物をそのまま設置しています。5日間、予定通りに準備作業は進められましたが、夏風邪の症状はおさまらず、本当にきつい切り替え作業となりました。展示切り替えの前の週は、頭の中で「あれやってこれやって」と自分なりの作業手順をイメージしながら、「大変だなー」とちょっと暗い気持ちにもなりましたが、ほぼ考え通りに事が進められたのも、百戦錬磨、歳を重ねた経験値の賜物かなと。完了したときの安堵感は格別です。明日からの開園、そして夏休みと多くのお客様に展示を見てもらえたらうれしいです。