クワコの護身術

近隣のフィールドでクワコの終齢幼虫を見つけました。本人は枝になりっ切って隠れているつもりのようですが、よく目立ちます。

クワコ終齢幼虫 OLIMPUS OM-1 90mmMACRO ISO2000 SS1/250 F11

いわゆる、イモムシの静止ポーズというやつで、休んでいる時になるべく目立たないようにしているわけです。

クワコ終齢幼虫 OLIMPUS OM-1 90mmMACRO ISO2000 SS1/125 F13

この時、胸部の3節は思いっきり伸ばして、枝っぽく演出することを心掛けていることがわかります。

そこで、胸部を指でトントンと軽くたたくと変化が現れます。

クワコ終齢幼虫 OLIMPUS OM-1 90mmMACRO ISO2000 SS1/125 F13

胸部を縮めて眼状紋を目立たせます。

クワコ終齢幼虫 OLIMPUS OM-1 90mmMACRO ISO2000 SS1/125 F13

この時はやりませんでしたが、胸部を左右にゆする動作をして、威嚇することもあります。

チョウ・ガ類全般に、分類群にかかわらず眼状紋を有する種類が一部存在し、おおよそ、同じような行動プロセスを持っているのが不思議です。

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