蝉の塔

10時ごろからぐんま昆虫の森を歩きました。毎年、この時期に蝉の塔が見られる場所があり向かってみると・・・

蝉の塔 OLIMPUS OM-1 7-14mm ISO1000 F11 SS1/125 ストロボ 

今年もありました。杉林の端の一角ですが、3畳くらいの範囲に点在して20個ほどはありました。広い園内で、他の場所でも見つけたことはありますが、毎年確実に、しかも多数見られるのはこの場所です。単純に見つけやすい林床なのか、それともセミの幼虫が塔を作らなくてはならない条件があるのかはよくわかりません。ちなみにこの場所は、水はけが悪く、すぐわきの道との境界には溝を掘ってありますが、雨が多いこの時期はいつもグズグズの状態です。盛り上げられた塔の土もずいぶん湿り気を帯びていますから、何か関連があるような気がします。

蝉の塔 OLIMPUS OM-1 90mmMACRO ISO1000 SS1/60 F11 

そもそも、種類が何なのかが気になります。ツクツクボウシが作ることが多いという程度の情報しかなく、この現象に関しての情報は極めて少ないようです。

蝉の塔 OLIMPUS OM-1 90mmMACRO ISO1000 SS1/60 F11 ストロボ

土盛をはぎ取って裏返すと、土盛の部分にも坑道がありました。直径は10mmほどです。

そろそろ、ヒグラシとニイニイゼミの羽化が始まる季節です。ヌケガラからどの種が多いか、傾向がわかると思いますが、確定の要素にはなりません。欲を言えば、掘り返して、種名を特定してみたいなと。

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