シラキトビナナフシ

天気が悪い三連休の中日に、栃木県那須方面に出かける機会がありました。家族旅行なので、カメラ機材などは持参しませんでしたが、何かいい虫がいたら持ち帰ろうと、ケースだけはバッグに忍ばせました。妻は神社めぐりが趣味なので、温泉神社(ゆぜんじんじゃ)に立ち寄ったところ、蟷螂に張り付くシラキトビナナフシを発見しました。

思わぬ収穫にケースを持って行った甲斐がありました。

今日は朝の時点で雨が降っていないので、庭で撮影です。

シラキトビナナフシ OLIMPUS OM-1 90mmMACRO ISO1000 SS1/25  F10 ストロボ

有翅のナナフシ類は翅の構造が特徴的です。上翅が後翅を覆いつくすことはなく、日本産トビナナフシ(Micadina属)では、体長約50mmに対して上翅は3mmほどの長さしかありません。そして、いずれも後翅が鮮やかなピンク色ですが、畳んでいる時に背面を覆う前縁部のみが緑色で、なおかつやや厚みがあり、上翅の役割を補うかの構造です。

タイワントビナナフシなど、飛翔するものもいますが、Micadina属は落下するときにパラシュートのように開くのみで、滑空すらしません。

シラキトビナナフシ OLIMPUS OM-1 30mmMACRO ISO2000 SS1/500  F10 ストロボ(FP)

ちなみに、関東で見られるトビナナフシ(Micadina属)3種のうち、シラキトビナナフシは山地性です。群馬県では赤城山の中腹で以前に見つけたことがありました。平地ではヤスマツトビナナフシのみで、ニホントビナナフシの記録は今のところありません。ニホントビナナフシは埼玉県での記録は少ない中で、東京都の多摩地区や八王子界隈では比較的記録があるようです。私はいまだに見たことがなく、残り少ない夏の課題として、ニホントビナナフシを探してみたいという思いが膨らみました。

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