ぐんま昆虫の森 散策

三連休の三日目も天気に恵まれました。紅葉を楽しむには、ベストな三連休だったと思います。

高尾山の様子を報道で見ましたが、すごい人出です。

午後からぐんま昆虫の森をぶらりと歩きますが、紅葉を楽しむという感じの利用者はほぼいなく、閑散とした人気のない雑木林です。

たまにすれ違うご家族もスタンプラリーを楽しんでいるようでした。

ざっと見て美しい風景も、紅葉を写真として切り取るのは結構難しいものです。

楽しみというよりは、自分なりの訓練だと思って、ちょっと真面目に撮影しました。

イロハモミジ OLIMPUS OM-1 90mmMACRO ISO200 SS1/200  F5.6

そんな、見上げていた葉裏にアブラムシの影が・・・

やっぱり撮影対象は昆虫のほうが楽しいなと。

モミジタニイケアブラムシ OLIMPUS OM-1 90mmMACRO ISO800 SS1/50  F13 ストロボ

カシノナガキクイムシが進出して、樹液を出す樹木が増えましたが、この季節になって、際立って樹液を出すコナラがありました。

何か集まっている昆虫でもいないかとのぞき込みます。

樹液を出すコナラ OLIMPUS OM-1 30mmMACRO ISO800 SS1/50  F8 ストロボ

ヤマクロヤマアリと小型のハエがちらほらという感じで、さすがにこの季節はこんなものだと思って見ていたところ・・・・小さな甲虫が歩いています。

カシノナガキクイムシです。たまたまの一匹と思いきや、周辺で合計3匹歩いていました。

カシノナガキクイムシ OLIMPUS OM-1 90mmMACRO ISO2000 SS1/250  F13 ストロボ

実はその姿をそれまで見たことがなく、活動期の夏場も、それなりに樹皮を注視して見てはいたのですが・・・

思わぬタイミングでの初対面でうれしくなりました。

あらためて、生活史の記述を調べてみます。今や有名害虫ですから、情報量はあふれています。

「年1化性で、初夏から秋に活動して穿孔し、幹の内部で繁殖する」新成虫は翌年の活動期に脱出して世代を繰り返すようです。

果たしてこの個体は、新成虫なのか?

繁殖後の旧成虫は幹の中で絶命するのでしょうか。そのあたりの記述にたどり着けませんでした。

樹液に絡んだ死骸もありました。

カシノナガキクイムシの死骸 OLIMPUS OM-1 90mmMACRO ISO2000 SS1/250  F13 ストロボ