沖縄遠征 4/10 午後の部
この日は移動をせずに、午後も引き続き沖縄県民の森を散策することにしました。
出発前に立ち寄った休憩施設の、ミカン科植栽を覗き込むとナガサキアゲハの幼虫が見つかります。


散策路に入って早々に、足元に少量のイモムシウンチが転がっていました。
樹上を見上げるもそれらしき枝はなく、林縁の笹に絡んだツル植物を手繰り寄せた時でした。
立派なスズメガ科幼虫が見つかります!しかも美しい!
ホウジャク亜科で間違いありません。
その後に付いていた植物の検証を含め、アトボシホウジャクで間違いなさそうです。

そこからやや先で、不思議な物体が見つかります。

OLIMPUS OM-1mkⅡ 60mmMACRO ISO2500 SS1/250 F10
コマユバチ科の繭であろうという推察まではできますが、コンペイトウのような放射状に固まった形状と、吊り下がった糸は1mはありました。
その上部を探すと、体表に黒いシミがあり、体が縮んだアトボシホウジャクの幼虫が見つかります。

OLIMPUS OM-1mkⅡ 60mmMACRO ISO2500 SS1/250 F10
おそらく、この幼虫から一斉に這い出たコマユバチの幼虫は、互いに吐いた糸を紡いで吊り下がっていき、ある程度下りた場所で各々が紡錘形の繭を形成したことになります。
とてつもなく凝ったプログラムに導かれた繭形成に驚きます。
このコマユバチの種名に行きつくことは難しいと思っていましたが、「スズメガ幼虫」「寄生」「繭」「コンペイトウ」と検索ワードに打ち込むと・・・
こんな記事にたどり着きました。
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1491467.html
同種かは断定できませんが、同種の可能性は高いと思われます。
午後のコースは、渓流に沿って散策路が続きます。

淀みでは、オキナワオオミズスマシが多く見られました。

リュウキュウハグロトンボも所々で見られましたが、向こう岸にいることが多く、なかなか撮影できる距離にいません。
比較的浅瀬の向こう岸に止まる姿がありました。
横田さんから長靴を借りて近づき、なんとか撮影できました。

散策路では時折、クスサンの幼虫が目についていたのですが、4月に大きな終齢幼虫を見るのと、熱帯雨林との組み合わせが不思議な感じがしました。

そんなクスサンの大発生地が散策路中にあり、道はイモムシウンチでいっぱいでした。

そんな場所を見上げると、葉を食べつくされた木が見えました。樹種はわかりません。

オキナワキノボリトカゲが、飄々とした顔でこちらを伺います。

樹皮に着く、変わった外観のカメムシ目が目に入ります。
初めて見たので、とりあえず撮影しつつ種名を調べます。
「沖縄」「ウンカ」で調べますが、コガシラウンカに似つつも合致する種が見当たりません。
色々調べて、ようやくたどり着いたキノカワハゴロモ。
アオバハゴロモ科ということです。

木漏れ日が、幹にいた2匹のマエグロマイマイにスポットライトを当てていました。
美しいシチュエーションです。


ヒカゲヘゴの群落を最後に見つつ、遊歩道を後にしました。

駐車場に向かう広い道路を歩きつつも、散策は続きます。
オキナワヤマタカマイマイが見つかります。

植栽されたエリアに立ち寄ります。
樹種がよくわからず、私はモチノキだと思っていましたが、葉が固くイスノキだと横田さんから教わります。
イスノキと蛾類幼虫は、思い浮かぶターゲットもない中で探し始めますが・・・

すると「なんかいいのがいた!」という声が・・・
なんと、大型のカギバガ類の幼虫です。
さてこれは?
その場で横田さんが検索をかけて調べ始めます。
結果的にオオギンモンカギバの幼虫であることがわかりました。

またしても、意外にも植栽エリアで、よいイモムシが見つかりました。

