桐生市 山田川のホタル 2025

自宅から20分ほどの場所にある山田川に、ゲンジボタルの撮影に出かけました。過去に西日本、東日本の名産地を見てきましたが、北九州地方のゲンジボタルは別物だという印象です。発生数が桁違いで、川の中にはカワニナがうじゃうじゃいるという環境です。かつて、2011年に山口県豊田市に撮影に出向き、そこで見た光景は、今でも頭に焼き付いているほどの強烈な印象を残しました。

山口県豊田市一の俣川 2011.5.31  

数カットを合成していますが、5分ほどの飛翔の軌跡です。

山田川でのゲンジボタルを初めて見たのは確か2012年だったと記憶しますが、その光景は、関東圏でのゲンジボタルの印象を払拭するほどの発生量でした。

山田川のゲンジボタル NIKON Z9 24-120 F4 ISO1000 5分間分の合成 

ポジフィルムの時代は、レンズの絞りを開放値にして、ISO200-400で5-10分ほどの露光でしたが、バルブで露光中は、車や懐中電灯などの光にずいぶん神経質になったものです。山田川では、それなりに人も多く懐中電灯で川筋を照らす人もいる中で、3-5秒単位でシャッターを切り、まずいカットははずすというやり方がデジタル合成ではできますから、昔ほど神経を使わずに撮影ができる時代になったなとつくづく感じます。