ぐんま昆虫の森のゲンジボタル

このテーマで書き始めると、その変遷はかなりのボリュームとなりますから、別枠でフィールドづくりに関することをいずれまとめてみたいと思います。

昨日は山田川でのゲンジボタルを見つつ、ぐんま昆虫の森ではと気になりますが、今年は諸事情でホタル観賞会は中止とのことです。

梅雨入り前の貴重な晴天となった今日、ぐんま昆虫の森にお邪魔して昼間の小川の様子などを見てきました。

ぐんま昆虫の森 人工河川の様子 OLIMPUS OM-1 7-14mm ISO1000 F11 HDR2

コントラストがかなり強い状況でしたので、HDR(ハイダイナミックレンジ)の機能を使ってみましたが、何か違和感のある描写になりました。それはともかく、水量が少ないという状況で、たまたまフィールド担当者と居合わせたので対応をお願いしつつ、自分としても申し送りが足りないなと反省しました。昆虫の森の小川は完全な人工河川で、水は群馬用水から引き込み、水量はバルブで調整するという仕組みです。この小川でゲンジボタルは自然発生していますが、発生数はピークでせいぜい50匹程度です。別に養生地があり、そこである程度育った幼虫を放流して、ここ数年は200匹ほどが飛ぶという現状です。山田川とは標高差がほぼないのですが、発生期は毎年確実に1週間ほどのずれがあり、遅く発生します。今年であれば今週末あたりがピークではないかと思われます。

周囲の葉裏で成虫を探してみました。

葉裏で休むゲンジボタル OLIMPUS OM-1 90mmMACRO ISO1000 SS1/60 F5.6 ストロボ

数匹が見つかりましたが、昼間に見つかる個体数から予測すると、それほど発生数は多くはなさそうです。

その後、雑木林をぐるりと散策し、5月27日にルリタテハの幼虫(亜終齢)を見つけたシオデをのぞき込むと立派な終齢になっていましたが、兄弟は見当たらず、1匹だけが残っていました。

シオデを食べるルリタテハ終齢幼虫 OLIMPUS OM-1 90mmMACRO ISO1000 SS1/60 F8 ストロボ

サクラのひこばえではナナフシの幼虫が多く、4齢に脱皮直後の幼虫がいました。

脱皮直後のナナフシ4齢幼虫 OLIMPUS OM-1 90mmMACRO ISO1000 SS1/60 F8 ストロボ 

季節の進捗を感じつつ、いよいよ梅雨入り間近です。

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