ぐんま昆虫の森 散策
晴れ時々曇り。気温はそれほど上がらずですが、野歩きには悪くない天気です。
入園ゲートの脇でキブシの花が見ごろを迎えています。
この木は22年前、開園の準備中に挿し木で増やし、ある程度大きくなった17-18年ほど前に、この場所に植栽した思い出深い木です。

いつも通り、南側外周路のサクラの幹を見ながら歩き始めます。
ウスカバナミシャクが張り付くように止まっていました。
先日も見つけていますが、本来の静止ポーズがこれです。
サングラスのようでユニークです。

しばらくして、ついに見つけました!
まさに、この時期、これを見つけることが目的で歩いていました。
トギレフユエダシャクのメス!

先週からオスが目立ち始めていたので、必ずどこかにメスがいるはずだと・・・
ほぼ目線の高さで横向きに張り付いていました。
エダシャク亜科(冬尺蛾)では突出してメスの翅が大きい特徴をもちます。
これだけ翅らしい形状を保ちつつ、当然、飛ぶことはできません。
この中途半端な翅の大きさが、冬尺蛾の神秘と謎を、さらに深いものにさせていると思います。

和名のトギレは「途切れ」で翅が途切れるような様子からついたものと思われます。
やっと見つけ出した感動と、このギザギザした翅の外縁部にロマンを感じながら、しばらく眺めていました。
その後、なんと二匹目が・・・

典型的な色彩のシロテンエダシャクがいました。白い点がはっきり目立ちます。

前半でかなりよいものが見つかり、こういったときは足取りも軽くなります。
真っ赤な実を付けるアオキが目に留まります。
アオキは林内に多いのですが、結実させている木は少なく、調べてみると雌雄異株で雄木と雌木があるようです。



