沖縄遠征 4/9 午後の部
午後は国頭村山中の公園に向かいます。
着いて早々、駐車場の近辺にアデクが目立ちます。
横田さんがカバシタリンガを探し始め・・・すぐに「緑色型いたー!」と声が響きます。

念願の緑色型のカバシタリンガ幼虫と、あっさり対面することになりました。
あらためて、この特殊な形態は、アデクの葉によく似ているなと感じます。

国立公園内ということで採集はできません。その場でアスファルトの上に紙を置いて、白バック撮影しました。
曇りで、自然光がちょうどよい光線下となりました。

自分で見つけられないくやしさもあり、その後も必死に探し、なんとか、若齢幼虫を見つけ出します。
赤みがかった若葉に体色が同調しています。
憧れのイモムシとの初対面で、私なりの旅の目的が一つ、早々と達成されました。

その後は、園路を散策します。
川邊さんが、オオシマオオトラフハナムグリを発見します。

高尾山でよく出会う、本土のオオトラフハナムグリと、どこが違うのか一見してわかりませんが、せっかくなのでしっかり撮影しました。

横田さんは、今回の遠征で探しだしたい蛾類幼虫リストを持参していて、その中の一つにカワムラトガリバがありました。
カシ類の葉上にいるはずとのことで、散策の注目個所として皆で探します。
そして・・・
散策路に張り出したウラジロガシの枝先に、まさにそれが・・・
感動的な発見となりました。
しかも、幼虫のコンディションは終齢期中期の一番美しい状態です。
背景の抜けも良く、最高の生態写真が撮れるシチュエーションです。

代わる代わるのモデル撮影会のような状況になりました。
それにしても究極のマニアックな撮影会です。

その先、ヤブツバキの葉裏で、横田さんが卵を発見します。
蛾類の卵としてはかなり大きく、しかもホストがツバキという推理からクロシタシャチホコの卵で間違いないと横田さんは確信します。

卵の発生が進んでいて、幼虫らしき姿が見えることに気づきます。

ヤンバルの森らしい情景も楽しみつつ、園路を歩きます。

ヤクシマドクガの亜終齢でしょうか。
グレーベースに鮮やかな黄色い毛束と、赤いドットが洒落ています。

通称ヤマンギーことイワサキカレハの幼虫は5cmくらいの個体が目立ちました。
10月の老熟期まで、この先半年もあります。

国頭村での散策を終了し、夜間散策の目的地は乙羽岳方面です。
途中に寄った、市街地のコンビニ脇でも、ナナホシキンカメムシは普通に見られました。

夜間散策の乙羽岳は、かなり鬱蒼としたジャングルです。
林縁部もうす暗いせいか、意外にも目に付くイモムシは少ない結果でした。
川邊さんが何かを撮っていたので覗き込むとオナガグモでした。
本土のものと同種扱いのようですが、沖縄で見る個体は、腹部の末端がくるりと巻いている特徴があるように感じます。

それでも、最後の収穫物として、イチジクカサンをオオイタビで発見しました。
改良種のカイコを除いて、沖縄本島唯一のカイコガ科です。


