モリアオガエルの孵化
観察会の予定日で、前日の雨予報では降水確率40%でしたが、夜半過ぎからずいぶん降り出して、朝方まで雨が残り、その時点で80%の確率で中止の判断とさせていただきました。
雨の赤城自然園、せっかく足を運んだので、モリアオガエルの卵の様子を見に行くことにしました。
15日にも孵化が見られないかと、雨の中をミズスマシ池に向かいましたが、孵化を見ることはできませんでした。
あまり期待もせずにミズスマシ池を目指します。
卵塊は多くありますが、レンズを通して抜ける位置にある卵塊は少なく、ざっと見てあきらめてトンボ池に向かいました。
トンボ池に着くとスタッフさんがいて、一緒に卵塊を眺めますが、目先の2卵塊しかありません。
5mほど先の樹上で、肉眼ではまったく様子はわからず、スタッフさんが単眼鏡で覗き込むと・・・
「なんか黒いのがいる!」ということで、私は望遠ズームをセットして、画像で確認します。
すると、オタマジャクシが卵塊の下方の表面にいることが確認できました。
途端にスイッチが入ってしまい、長期戦が始まりました。

マイクロフォーサーズ800mm焦点距離でこの大きさです。

いつ落ちるかというオタマジャクシが見えますが、落ちそうで落ちないという時間が過ぎます。
時折、内部のオタマジャクシが暴れて、卵塊の表面が波打つ様子も見られました。
もう少し寄りたいところで、リスクを覚悟で2.0テレコンをかまします。
暗い状況下で、ISO10000まで上げて、シャッタースピードは1/60です。
準備不足でレリーズのリモコンはなく、1600mmで手押しの1/60は無謀ですが、何枚か撮ってなんとかいけると思いました。

4時近くまで、ひたすら卵塊と向き合いましたが、時折、ポタリポタリと落下するオタマジャクシとの対峙はスリリングで、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
想像していたようなポトポトと連続的にオタマジャクシが落ちる光景はありませんでしたが、雨の様子だったり、様々な状況で孵化の様子も変わるのでしょう。
何はともあれ、このシーンに立ち会えたことがラッキーだったと思います。

