エゾゼミ 羽化
赤城山散策の帰り道、時間は3時過ぎですが、気が早いエゾゼミの幼虫が幹を登っているところに遭遇します。
エゾゼミの羽化をいつか撮りたいと、ずっと思い続けて・・・年。
そのチャンスが訪れました。
エゾゼミは、アブラゼミのようなスタンダードな種類に比べて、山地性ということもあり、昆虫好きな方々の憧れ的存在でもあり、私自身、大好きなセミの一つです。
商業写真的には、成虫の生態写真か、羽化直後の美しいワンカットのみが使わる程度の存在です。
また、羽化の連続写真では、アブラゼミであっても、多くて8カット、少ないときは4カットの省略がほとんどです。
そんなことはわかっていても、エゾゼミの羽化の一部始終をしっかり撮りたいと思ってしまうのは、このセミへの愛であり、昆虫写真を撮るものとしての性かもしれません。
爪を枝に食い込ませる動きをしながら、16時、足場にやっと定位します。
ここからの時間経過が意外と長く、羽化が始まるまで早くても20分程度、長いときは1時間くらいかかります。
16:57分、ようやく背中に亀裂が入り羽化が始まりました。
実はこの時、1分間隔のインターバルタイマーをセットして、離れていました。

NIKON D810 105mmMAICRO ISO100 SS1/250 F20 ストロボ
17:05分、様子を見に戻った時はこの状態で、ここからはしっかりピントを確認しながら撮影します。
ピントが徐々に手前に移動しますから、きわどいタイミングでした。

NIKON D810 105mmMAICRO ISO100 SS1/250 F20 ストロボ
17:17分、微動ながら、成虫の体が現れてきます。

NIKON D810 105mmMAICRO ISO100 SS1/250 F20 ストロボ
17:18分、徐々に反り返ります。

NIKON D810 105mmMAICRO ISO100 SS1/250 F20 ストロボ
17:40分、反り返ったまま、約20分間静止します。
体がやや、硬くなるのを待つ時間だと考えれています。

NIKON D810 105mmMAICRO ISO100 SS1/250 F20 ストロボ
17:49分、徐々に起き上がり、前脚で抜け殻をつかみ、腹の先を抜け殻から引き抜きます。

NIKON D810 105mmMAICRO ISO100 SS1/250 F20 ストロボ
17:50分、前脚のみでぶら下がると、次第に翅が伸び始めます。

NIKON D810 105mmMAICRO ISO100 SS1/250 F20 ストロボ
17:56分、見る見るうちに翅が伸びていく様子は、神秘的な瞬間です。

NIKON D810 105mmMAICRO ISO100 SS1/250 F20 ストロボ
18:09分、翅が伸び切り、約20分間このポーズで過ごします。
一番美しい瞬間だと思います。

NIKON D810 105mmMAICRO ISO100 SS1/250 F20 ストロボ
18:23分、翅が屋根型に整います。
その後、数時間をかけて、体の色が現れます。

NIKON D810 105mmMAICRO ISO100 SS1/250 F20 ストロボ
翌朝5時、体が色付いた成虫の姿がありました。

NIKON D810 105mmMAICRO ISO100 SS1/250 F20 ストロボ

