ザトウムシの交尾
鋏角類の中でも、ザトウムシ類の交尾は特殊で、生殖器を挿入する真の交尾を行います。
クモ、ダニ、サソリなど代表的なその他の鋏角類は、交尾ではなく交接という手段で移精を行うのが一般的です。
正統派でありながら特殊というザトウムシの交尾。
そんなザトウムシの交尾が撮れるか?
ザトウムシが目立つこの季節、様子を見ながら散策していました。
一番目立つモエギザトウムシの交尾を目撃し、なるほどと思いつつ、その行為は数秒で、とても撮影できる余裕はありませんでした。
ネット上で画像を調べてみると、見事に捉えた画像が見つかり、種類によっては撮影ができるようで、チャンスをうかがっていました。
そんな折、偶然にしてオオナミザトウムシの交尾を目撃します。
クヌギの幹を歩くオスを目にし、その先にはメスがいます。もしや・・・

OLIMPUS OM-1mkⅡ 90mmMACRO ISO2000 SS1/60 F8 ストロボ Trim
かなり慌てながらの撮影で、かろうじて撮れたという状況です。
欲を言えば、半透明の交尾器に透過光を入れたいという理想がありますが、結合している時間は1分を満たないほどで、補助光の準備もままならず交尾は終了してしまいました。
撮れたといえば撮れましたが・・・
何か悶々としつつ、達成感を感じられませんでした。
数日後、ブナの幹で向き合うペアを発見します。
交尾後という可能性もあり、半信半疑でしたが、オスがメスにつきまとうようなしぐさをしたので、観察を続けます。
そして・・・

OLIMPUS OM-1mkⅡ 90mmMACRO ISO2000 SS1/160 F8 ストロボ
交尾が始まりました!

OLIMPUS OM-1mkⅡ 90mmMACRO ISO2000 SS1/80 F8 ストロボ
徐々にクローズアップしつつ、補助光を入れます。

OLIMPUS OM-1mkⅡ 90mmMACRO ISO4000 SS1/200 F10 LED補助光
背景が明るく、焦点の浮きたちにやや不満はありますが、このシチュエーションではベストな撮影ができたような気がします。

OLIMPUS OM-1mkⅡ 90mmMACRO ISO3200 SS1/500 F10 LED補助光
その後も、何度か撮影する機会に恵まれ、何か納得するものが得られた気がします。
次の課題・・・
メスは長い産卵管で、土中に産卵するようです。
撮影できるかな?

