ザトウムシの交尾

鋏角類の中でも、ザトウムシ類の交尾は特殊で、生殖器を挿入する真の交尾を行います。

クモ、ダニ、サソリなど代表的なその他の鋏角類は、交尾ではなく交接という手段で移精を行うのが一般的です。

正統派でありながら特殊というザトウムシの交尾。

そんなザトウムシの交尾が撮れるか?

ザトウムシが目立つこの季節、様子を見ながら散策していました。

一番目立つモエギザトウムシの交尾を目撃し、なるほどと思いつつ、その行為は数秒で、とても撮影できる余裕はありませんでした。

ネット上で画像を調べてみると、見事に捉えた画像が見つかり、種類によっては撮影ができるようで、チャンスをうかがっていました。

そんな折、偶然にしてオオナミザトウムシの交尾を目撃します。

クヌギの幹を歩くオスを目にし、その先にはメスがいます。もしや・・・

オオナミザトウムシ交尾(10/5) 
OLIMPUS OM-1mkⅡ 90mmMACRO  ISO2000 SS1/60  F8 ストロボ Trim

かなり慌てながらの撮影で、かろうじて撮れたという状況です。

欲を言えば、半透明の交尾器に透過光を入れたいという理想がありますが、結合している時間は1分を満たないほどで、補助光の準備もままならず交尾は終了してしまいました。

撮れたといえば撮れましたが・・・

何か悶々としつつ、達成感を感じられませんでした。

数日後、ブナの幹で向き合うペアを発見します。

交尾後という可能性もあり、半信半疑でしたが、オスがメスにつきまとうようなしぐさをしたので、観察を続けます。

そして・・・

オオナミザトウムシ交尾前(10/7) 
OLIMPUS OM-1mkⅡ 90mmMACRO  ISO2000 SS1/160  F8 ストロボ 

交尾が始まりました!

オオナミザトウムシ交尾(10/7) 
OLIMPUS OM-1mkⅡ 90mmMACRO  ISO2000 SS1/80  F8 ストロボ

徐々にクローズアップしつつ、補助光を入れます。

オオナミザトウムシ交尾(10/7) 
OLIMPUS OM-1mkⅡ 90mmMACRO  ISO4000 SS1/200  F10 LED補助光

背景が明るく、焦点の浮きたちにやや不満はありますが、このシチュエーションではベストな撮影ができたような気がします。

オオナミザトウムシ交尾 (10/7)
OLIMPUS OM-1mkⅡ 90mmMACRO  ISO3200 SS1/500  F10 LED補助光

その後も、何度か撮影する機会に恵まれ、何か納得するものが得られた気がします。

次の課題・・・

メスは長い産卵管で、土中に産卵するようです。

撮影できるかな?

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