むしむしトーク「モンシロチョウ」

令和4年度から、私が担当する新しいプログラムとしてはじめたのが「むしむしトーク」です。矢島先生が、昆虫の森の開園後から、長きに渡り続けていた「ドクトルムッシーのおもしろ昆虫講座」に代わるものをやらねばという中で、ある意味、苦肉の策ともいえるプログラムかもしれません。およそ月一回のペースで年間計画を組み、本日が年度計画最終日となる「モンシロチョウ」で、なんとか一年をやり切ることができました。一回目となる昨年4月の「ミツバチ」では、「人が集まるかな?」とか不安の中での開催となりましたが、いろいろと応援してくださる方々の助けも借りてなんとかこなし、その後は勢いでやり通したという感じです。各回、季節の象徴的な昆虫をテーマに掲げましたが、そのプレゼンソフトを作る過程では、ネット上での情報を集めて、この時代にあった、新しい情報をお届けすることを意識しました。この職において、昆虫界の広報担当というスタンスで、より多くの方々に、昆虫への興味を持ってもらえるようなお話ができるように構成を考えました。また、撮影や飼育の過程で、個々の昆虫たちと向き合う中での、私なりに感じた面白さをエッセンスに加えながら30分ほどのお話をさせていただいています。矢島先生の時代から来てくださるリピーターのお客様もいらっしゃって、励ましのお言葉に勇気づけられながら、来年度も引き続き実施していきます。最近感じるのは、プレゼンソフトを製作する過程で、私自身が新しい情報をアップデートするという意味でも、大変有意義な仕事と感じるようになりました。仕事の上で、プレゼンをする機会は多いのですが、「何度やっても駄目だな」と落胆することの連続ですが、続けることで、少しでも伝えるという表現のスキルを身に着けたいと思います。生涯が学習であると強く感じるこの頃です。

「むしむしトーク」モンシロチョウ
BLOG

前の記事

クスミサラグモ
BLOG

次の記事

昆虫がいそうな環境写真