代々木公園のニホンミツバチ

午後は代々木公園に向かってみることにしました。原宿駅近くを歩くのは何年ぶりでしょうか。外国人が多いのと、今どきの若者たちのファッション、そして・・・同世代のロックンローラーがたむろして、輪になって踊っていたりと、それなりのカルチャーショックを受けつつも公園へと進んでいきます。人間の密度はやや低くなりますが、それでもすごい人出です。群馬の田舎から出向いた私にとっては外国にでも行ったかのような刺激を受けました。

代々木公園入口付近の人出

それはともかく、公園をうろうろしながら虫さがしをしてみます。明治神宮と隣接していることもあり、環境としては日比谷公園以上に森林の豊かさを感じつつ、歩道を歩いている時でした。ややうす暗い林のヒノキの根元に、西日に照らされ飛び交う無数の虫の姿が・・・・直感的に「ニホンミツバチだ!」と思いました。すぐに駆け寄ってみると、まさに根元の隙間に営巣し出入りするニホンミツバチのコロニーでした。自然豊な群馬県でも滅多に見られない光景が都心の公園で見られるとは意外なものです。

代々木公園内 ニホンミツバチの巣

巣を出入りするハチたちを撮影しつつ観察していると、オスバチがかなり出入りしており、まさに結婚飛行のシーズンで、巣の出入り口もにぎやかです。働きバチとオスバチの栄養交換というか、オスバチは養われる一方の立場なので、世話を受けているシーンに出会うこともできました。

働きバチの世話を受ける♂

その場所は、やや人の少ない場所でしたが、撮影をしていると、何やらと興味を持った方々がすぐに集まりだしました。私があまりにも近寄って撮影していたので、子供たちも怖くないと感じたのか、かなり近い位置でスマホで撮影をはじめたりと、ちょっとした人だかりとなりました。

ニホンミツバチの巣に集まった人々

公園にハチの巣があるというと、すぐに駆除されてしまうことが常ですが、この穏やかな性格のニホンミツバチの巣を見守って欲しいものです。

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