アメンボの孵化

来年度の企画展は「たのしい昆虫飼育~PART2~」となり、雑木林と水辺の昆虫の飼育をテーマに開催を予定しています。そんな準備がすでに始まっていて、夏場は忙しくて取り組めなかったアメンボ、コオイムシ、コガムシを飼育し、様々な場面を撮影しています。これらの種類は活動する温度下で飼育すれば、繁殖はだらだらと続くので、秋以降に撮影しようと前から計画していたことですが、さすがに3種いっぺんに扱うと、なかなか慌ただしく撮影が進行しています。今日の朝、アメンボの水槽をのぞき込むと1齢幼虫が孵化していることに気付きました。無数にある卵の中から、孵化が近い卵群を選び出し孵化の撮影にチャレンジしました。ピント固定のインターバルでセットしつつ、様子を見ていましたが、さっそく孵化のシーンに直面するも、孵化動作の振れ幅が意外と大きく、インターバルのピント固定では撮れないとすぐにあきらめました。茎にそって並んだ卵は、明らかに同日に1個体から産卵された卵群で、孵化時間にそれほど差は生じないはずで、モニターとにらめっこの作戦にすぐに変更しました。13個ほど連なった卵群の3個が孵化した状態から撮影をはじめましたが、結果的に5時間ほどの間に残りがすべて孵化し、動画も撮れて効率よい撮影ができました。こんな感じで、うまくいくこともたまーにあります。

アメンボの孵化

孵化直後に前幼虫から脱皮をして長い脚が伸びていきますが、なかなかダイナミックな動きです。少し静止して休むと、突然慌ただしく脚を動かして水面へと泳いでいきます。その後はずっと水面のくらしですから、ほんの一瞬の水中でのひと時です。

水面に浮かんだ孵化直後のアメンボ1齢幼虫

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