アズマオオズアリ

年末は31日が実質的仕事納めとなり、業務終了後に帰省し、久しぶりに家族が集まる大みそかとなりました。元旦にはふたたび群馬に戻りましたが、夕方の地震に驚きつつ、被災地状況はよく伝わってきませんが、元旦早々にそんなことがあるのか・・と、自然災害の怖さから始まった2024年となりました。被災地の方々には心よりお見舞いを申し上げます。親しくしているかつての同僚の実家が能登半島のあたりと聞いていましたから、そのことが気になります。そんな時世の中でも、動き続ける社会の中で、私としては、いろいろと大きな仕事を抱えておりまして、コツコツとこなしながら日々少しずつでも成果を上げるというのが今年の目標です。デスクに向かってこなす仕事も大事ですが、気分転換に野山を歩くというルーティーンは欠かせないもので、そのほうが仕事の効率はよいと考えています。今年の初歩きで昆虫の森の雑木林を散策しつつ、冬越しの昆虫を探してみました。起こした丸太の裏側で見つけたのがアズマオオズアリのコロニーでした。アリ類全般のことかは定かではありませんが、越冬中の幼虫はおよそ中齢と思われる齢期がそろった幼虫期で過ごすものが多いと感じます。トビイロケアリなどは幼虫が俵積みのごとく塊として見られますが、アズマオオズアリは等間隔で幼虫が配置しているのが印象的でした。巣の異変を感じた働きアリが幼虫を加えて避難をはじめましたが、気温が低く動きが緩慢なので、撮影がしやすい状況の中、今年初の散策成果でした。

越冬中のアズマオオズアリ コロニー

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