赤城自然園 散策
天気は晴天で、そろそろアサギマダラも来た頃かと思い赤城自然園に向かいました。
着いて早々、見上げたクヌギに立派なノコギリクワガタのペアがいました。8月下旬に訪れた際もかなりの個体数がいましたから、発生数が多い自然豊かな雑木林の証です。

前回、訪れた時に、ミズスマシのアップを撮っていなかったので、ミズスマシ池の橋から撮影を試みます。よく泳ぎ回るので、なかなか難しい撮影でした。

林縁のクリの枝先でエダナナフシを発見します。標高が600mですから、なるほどの生息域です。園内ではナナフシモドキも生息しています。

同じクリの、さらに低い場所でヤスマツトビナナフシが葉を食べている光景に出合います。

枝先に色づいたコノシメトンボがいました。翅のつま黒と、胸部の模様がわかりやすく、アカトンボ類の撮影角度としてベストポジションです。何かと出合いが多いクリの木でした。

花畑に向かいます。オミナエシは相変わらず咲いていて、アサギマダラが好むフジバカマの開花が加わります。
日当たりがよい場所は、ヒョウモンチョウはにぎやかですが、アサギマダラは全く飛んでいませんでした。
見慣れない模様のアシナガバチが目に入り、「もしかして、これがヤマトアシナガバチ?」と疑います。アシナガバチの仲間の種類数はそれほど多くなく、ヤマトアシナガバチ以外は基本的に普通種です。特徴がわかる角度で撮影しつつ、帰宅後に検証しました。
結論はヤマトアシナガバチのオスでした。私は初めて見ます。群馬県では絶滅危惧Ⅰ類で、全国的に見てもっとも希少なアシナガバチかもしれません。

色彩が特徴的なハエ類が目に留まり撮影します。
これだけ、特徴がはっきりしていれば種名にたどり着けるだろうと思いましたが、ヤドリバエ科一種かな?というところまででした。ハエの同定は難しいです。


さて、アサギマダラは?
花畑周辺ではまったく見られませんでしたが、うす暗い林内のフジバカマ小群落にちらほらと見られました。


9月も中旬の赤城自然園。多少の涼しさはあるだろうと期待しましたが、昨晩降った雨上がりということもあり、湿度も高くかなり暑かったです!
飛来が多くなるのは、来週あたりからでしょうか。