「たのしい昆虫飼育」最高のモデルさん

今年度、私が担当する企画展「たのしい昆虫飼育-PART1-」の準備を進めておりますが、冒頭の総論にあたるパネル(図録では見返し)で人物を入れたイメージ写真を入れたいと考えていました。飼育は人が行う行為であり、人の描写を挿入することで、よりテーマの趣旨が伝わりやすくしたいと考えつつ、さらに欲を言えば、昆虫飼育が楽しい!というイメージにつながる画が欲しかったわけです。そんな折に、昆虫が大好きなKさんご家族が遊びに来てくださるということで、撮影のモデルをお願いしました。こういった昆虫とモデルのお子さんを絡めた撮影の仕事を過去に経験していますが、モデル事務所のお子さんだったりすると、いざ、撮影に取り掛かるとじつは昆虫が苦手だったり、なかなか苦労が多い撮影となります。しかし、今回は労することなく、プロのモデル並みのよい表情を出していただき、しかも10分ほどで撮影が完了しました。お話を聞くと、おかあさんはもともと昆虫が苦手だったとか。RIOちゃんが昆虫に興味を持ち始めたことで、いっしょに昆虫を見つめていたら、自分自身もいつしか昆虫の魅力に目覚めたとのことでした。そんなお母さんとお姉ちゃんのもとで育ったDAN君も、当然のように昆虫が大好きになったようです。これからのご兄弟の未来に期待しつつ、自分自身のやるべきこととして、もっと子供たちに楽しんでもらえるような仕事をしていかなければと、奮起するよい機会となりました。

企画展「たのしい昆虫飼育」見返しイメージ