シオカラトンボ ヤゴの捕食
シオカラトンボのヤゴが採集できたので、課題であった生活史の撮れるものから着手を始めました。田んぼの土を採取して投光器を当てておき、春前倒しの水底を表現したセットを作りました。捕食対象は大事な要素で、溜水からアカムシを探そうと掬ってみると、意外にもボウフラが採れました。ボウフラは中層を漂ってくれるので、下唇の繰り出し角度としては好都合です。さて、材料が整ったところでヤゴを投入して様子をみます。横向きで落ち着くように何度かお尻を突っつきました。泥に体を沈めて落ち着いたところでカメラの設定をチェックしてボウフラを投入します。この手の撮影としては比較的イメージ通りに事が進み、捕食シーンを捉えることができました。