ぐんま昆虫の森 散策

MLBワールドシリーズをリアルタイムでしっかり見つつ、劇的なドジャースの勝利に感動しつつも、ブルージェイズもいいチームだなと、複雑な心境の幕切れとなりました。

そんな余韻を引きずりつつ、まだお昼過ぎという時間だったので、ぐんま昆虫の森を歩きました。

ちょうど、「虫の絵」作品展開催初日とあって、多くの来園者でにぎわっていました。

南側の桜並木を歩きつつ、すぐに目に入ったのがキノカワガです。

先日の武蔵丘陵森林公園での見事なカムフラージュとは真逆で、完全にバレバレの静止です。

まあ、こういうこともあるという記録と、逆に輪郭や色彩がはっきりわかりやすい表現として撮影しました。

キノカワガ OLIMPUS OM-1 90mmMACRO ISO1800 SS1/100  F8 ストロボ 

その後、淡々と歩きつつ、これといった被写体と出会えません。

ニセアカシアの立ち枯れで、浮き上がった大きな樹皮をはがすと、ヤマトゴキブリの幼虫が数匹、さっと四方に散り始めました。

よくある光景ですが、真冬でも、よく動き回るので、撮影しにくい対象です。

そんな時、樹皮でいったん静止する個体がありました。

せっかく三脚も持ち合わせていたので、ここは、しっかり撮っておこうと、レフ板まで当てて真面目に撮影しました。

ヤマトゴキブリ幼虫 OLIMPUS OM-1 90mmMACRO ISO2000 SS1/5  F13

さて、このくらいの成果ですと、わざわざブログにアップしませんが、最後の最後でよいものが見つかりました。

西のエリアで、低く張り出したコナラの枝先をのぞき込んだ時です。

美しい蛾類幼虫が目に留まります。

ウスズミケンモンは、晩秋から初冬に成熟を迎えますが、成虫は6月頃出現ですから、実に長い幼虫期を過ごしていることになります。

発見率は低く、この季節に見つかるイモムシとしては、かなりのヒットです。

薄紅色と鮮やかな黄色のコンビは、サツマイモの外側と中身のような、季節感も合わせた、なんとも言い難い美しいカラーリングです。

ウスズミケンモン幼虫 OLIMPUS OM-1 90mmMACRO ISO2000 SS1/100  F10

散策も野球と同じで、最後の最後で起死回生のヒットが生まれることがあります。

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