カラスアゲハの幼虫
秋晴れの中、ぐんま昆虫の森を歩きました。
目につく虫も少なくなる季節で、まったく成果もなく終わるかと思った後半に、カラスアゲハの幼虫が見つかりました。
実は、昨日もかなり探したのですが見つけられずにいたところです。
東側のうす暗い沢沿いのコクサギにいました。

かなり暗い環境で、微風ですが、かすかに葉が揺れるという撮りづらい状況です。
このあたりの状況判断でどこまでISOを上げるかの考え方は人それぞれですが、基本的にはブレさせない限界で、感度は抑えたい所です。

三脚は必須で、風のないタイミングでシャッターを切りました。
指で少々刺激して、臭角を出す様子を撮影しました。
この時ばかりは幼虫本体が動きますから、どのように撮るか悩ましいところです。
背景露出をやや暗くして、ストロボ光を被写体の露出に合わせてみました。
シャッタースピードを上げて、背景露出をもっと暗くすればブレませんが、夜のようになってしまいます。
背景が近ければ、ストロボを離して被写体と背景露出を合わせるなんてこともできますが、散策用の手持ち機材でそこまでカバーできるものがありません。
結果として、ブレた像とストロボ光の像が重なった画になります。
全体の像が重なると見苦しくなりがちですが、自然光の暗部となった頭部付近はストロボ光でブレていませんから、私的には、まあ、お目せできる範囲の画だと思います。


逆の発想で、ブレで動きを表現する考え方もありますが・・・


