ぐんま昆虫の森 散策

午後からぐんま昆虫の森を歩きました。

木々の葉が色づきはじめ、落葉も始まっています。入口スロープから空を見上げると秋らしい雲がありました。

入口スロープから  OLIMPUS OM-1 7-14mm ISO400 SS1/500 F8

エノキでオオムラサキの幼虫を探しますが、なかなか見つかりません。

十数年前であれば、それほど労せずに見つけられたような気がしますが・・・

ヒメトビネマダラメイガの幼虫の巣が見つかりました。

かなり固いしっかりとした巣です。

このまま樹上で越冬し、来年の初夏に羽化します。

ヒメトビネマダラメイガ幼虫の巣 OLIMPUS OM-1 90mmMACRO ISO1000 SS1/320  F9

歩き始めてほどなくして、雲が立ち込めて寒々しい天気に変わります。

うす暗い雑木林で、目につく虫もいない中・・・

エゴノキの幹にヤスマツトビナナフシが張り付いていました。

ヤスマツトビナナフシ  OLIMPUS OM-1 7-14mm ISO2500 SS1/60 F10

秋が深まった季節にトビナナフシの仲間が見つかることがよくあります。

長生きしているという考え方もありますが、私なりには孵化時期が遅いものが生き残っているという推察です。

というのも、本来、平地であれば4月が孵化時期ですが、6月に入ってから1齢幼虫を見る機会が何度かあったからです。

それはともかく、この個体を見ていてプロポーションに違和感を感じました。

前脚が短いのです。

あらためて、他の個体の画像を確認してみると、前脚の長さは中脚とほぼ同等でした。

この個体は前脚2本がそろって短いのです。これも推察ですが、おそらく2齢期あたりで同時に欠損して、再生したのではないかと・・・

ヤスマツトビナナフシ 
OLIMPUS OM-1 90mmMACRO ISO2500 SS1/100  F8 

後半戦、シラカシの冬芽でカギバアオシャクの幼虫を探します。

冬芽擬態の代表格、カギシロスジアオシャクに比べると探しやすく、毎年、同じ木で見られます。

昨年に見られたシラカシをのぞき込んでほどなくして見つかりました。

カギバアオシャク幼虫 OLIMPUS OM-1 90mmMACRO ISO2500 SS1/100  F13

まだ活動中で、冬芽に頭を突っ込んで、食べているところでした。

また、厳冬期に様子を見てみます。

まだ11月です。冬ネタはなるべくとっておかないといけません。

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