「チェアリング IN MAESOU」2023.5.5
晴れ渡り、気温が上がった5月5日の子どもの日に、前橋総合運動公園で開催された「チェアリング IN MAESOU」に公務で行ってまいりました。FMぐんまパーソナリティーの内藤聡さんが「内藤聡の生き物バンザイ!トーク&ライブ」イベントのゲストとして招かれまして、仕事とはいえ、いつもと違う楽しいひと時を過ごさせていただきました。ミツバチが大好きな内藤さんから派生した企画だと思いますが、小さな生き物のこと、自然の大切さを公に語らせていただくことは本当にすばらしい企画だと思います。打ち合わせはほぼなく、内藤さん任せの進行でしたが、本当に場を盛り上げて高いプロレベルのトーク力をいつも感じます。逆にトーク力のない私、どんな話で切り込まれるか不安を感じつつ、飾らずに素で対応することに徹しております。群馬県緑のインタープリター協会会長の小暮さんもご一緒させていただき、しばし、昆虫の話題でこどもの日の午後のひと時を過ごしました。
この企画は昨年から参加させていただいておりますが、今年の新しい試みとしてシンガーソングライターのAsumiさんをゲストにライブを挟んでおります。私はこう見えて?恥ずかしながら音楽鑑賞は大きな趣味であり、人生の楽しみの大切な一要素でもあります。ジャンルは・・・邦楽、洋楽を問わず70~80年代ロックがもっぱらの本道ですが、J-POPもオヤジ目線でいろいろと勝手なことを思いながら聞いています。今どきのYOU TUBEな時代は、昔に見たくても見られなかったアーティストの動画がたくさん見られて、むしろ発掘に楽しみを覚えています。最近ですが、ジョニーサンダースの古い映像からNEWYORK DOLLS時代へと変遷を楽しんでいたところです。それはどうでもよい話で、Asumiさんがここに登場したことにはそれなりの意味があり、内藤さんとはミツバチつながりのようでして、養蜂を一時期に志したことがあったということです。そして、ライブが始まりました。ご主人の島崎敦史さんが奏でるキーボードのメロディアスな曲調にAsumiさんのややハスキーなヴォーカルが絡みます。歌詞がとても伝わりやすく、そのテーマが「自然の大切さ すばらしさ」を前面に打ち出した曲でした。この日に合わせた構成だったとは思いますが、すっかりファンになり、CDを2枚買わせていただきました。その中で私に響いた歌詞「小さな虫たちにありがとう」が印象に残っています。「虫」というワードは基本的に歌詞にはほとんど使われることはありません。私の中での「虫」を使用した歌詞の一番印象的なのが、アルバムタイトルが「虫」THE STALINの名盤ですが、その中の「虫」は、すでに他界されたパンクヒーロー遠藤ミチロウさん作詞とギターのタムさん作曲です。歌詞はやや抽象的で理解しづらいものがありますが、虫という、生き物でありながら人とは対照的な存在をとらえた名曲です。ミチロウさんの世界観そのもですが、サビの「虫になったらよろしく」はとても響く歌詞でした。すみません、また脱線してしまいました。ミチロウさんの世界感での「虫」は違和感はありませんが、Asumiさんの澄んだ歌声とピュアな曲調に「虫」は私にとっては衝撃的なワードであり、そして、やさしさあふれる歌詞に感動しました。アルバムはじっくりと聴かせていただきます。これからずっと応援したいアーティストさんに出会えたことに感謝します。
イベントの終盤では、内藤さんから子供たちへのカブトムシの幼虫プレゼントとなりました。青空の下、緑の中、さわやかな風の中、ご家族連れが楽しく一日を過ごすというとても健全なイベントだったと思います。日常で忘れかけた何かを振り返るという意味で、私たちは自然の中で、その恵みの恩恵を受けて生きているというメッセージを全面的に発信することを目的としたこのイベントは素晴らしかったと思います。
それにしても、内藤さんは午前中にラジオのパーソナリティーをこなして、午後は目いっぱい司会でしゃべりまくるという、本当にハードワークな一日だったと思います。本当にお疲れ様でした。そして、お世話になった方々と会場に足を運んでくださった皆様に感謝申し上げます。