ぐんま昆虫の森 散策 1/10~1/12 

ぐんま昆虫の森の営業が始まった1/10(土)からの三連休、正月太りでやや増えた体重も気になり、ひたすら歩きました。

それなりに探してみたい冬越し昆虫のテーマもあり、1/10は桑畑でクワエダシャクの越冬幼虫と、クワコの卵を重点的に探します。

桑畑 OLIMPUS OM-1 7-14mm ISO320 SS1/250 F13 

桑畑の株間をカニのように横歩きしながら、立ち上がった枝をなめるように見ていきますが・・・・

まったく見つけられずに断念します。それほど難しいテーマではないはずですが・・・それはスランプの入口でした。

1/11は、朝から強風が吹き荒れるというコンディションですが、気温は意外と高く、フサヒゲオビキリガが結構飛んでいました。

そんな中、雑木林の木の幹に注目しながら歩きます。

エゴノキの幹でシロオビフユシャクのオスが見つかります。

シロオビフユシャク OLIMPUS OM-1 90mmMACRO ISO1000 SS1/40  F11

冬越し昆虫の憧れの一つがミミズクの幼虫です。

樹皮が比較的滑らかな広葉樹の幹に張り付いて越冬します。(林床の落ち葉に張り付いて越冬することもあります)

大きさは10ミリほどで、扁平な体つきに、微妙な体表の凹凸で樹皮に溶け込む様は見事です。

はじめて探し出したのが2003年の冬で、見つけ出した時の感動は今でも忘れません。

その時は、シラカシの樹皮に張り付いていました。

その後、春先に活動中の個体を何度か見つける機会がありましたが、厳冬期に見つけたことはそれ以降ありません。

また、出会えることを期待しつつ、浮かび上がるその姿を想像しながら、ひたすら樹皮を見ています。

ミミズク幼虫(2003.1.4)NIKON D100 105mmMAICRO ISO200 SS1/4  F20

もう一つの憧れ越冬昆虫がカギシロスジアオシャクの幼虫です。

クヌギ・コナラの冬芽に、見事に擬態します。

同属の数種が、同様な姿で冬越しをしますが、カギシロスジアオシャクが代表種でもっとも身近でありながら、そう簡単には見つかりません。

冬芽の姿から、新緑の展開に同調して姿を変えていくのも魅力です。

今でこそ、イモムシブームでメジャー化しつつありますが、この魅力を一般書籍を通じて広めたのが、1993年リリースの学研の昆虫生態図鑑(写真は新開さん)と、1999年リリース 新開孝さんの「珍虫の愛虫記」だと思います。まさに、新開さんの着眼の賜物です。

私自身、この本を見て、カギシロスジアオシャクに強烈な憧れを抱きました。

2002年あたり、ぐんま昆虫の森の整備がはじまり、植栽されたクヌギの苗木で初めて見つけることができました。

その後、20年以上が経過して、数回ほどしか出会えていません。

カギシロスジアオシャク幼虫 (2014.1.27)
NIKON D4 105mmMAICRO  ISO1000 SS1/250  F20

クヌギ・コナラの冬芽の凝視は、冬越し昆虫探しの定番ですが、手が届く低い場所の枝は少なく、また、あったとしても見る箇所が多すぎて、相当の集中力が必要です。

そんな憧れの虫の発見を期待しつつ、冬の野山を歩くわけですが、その過程では、予期せずに見つかるものもあります。

コナラのひこばえで、ヤママユガの卵塊がありました。

ヤママユガ卵塊 OLIMPUS OM-1 7-14mm ISO500 SS1/200 F13 
ヤママユガ卵塊 OLIMPUS OM-1 90mmMACRO ISO1000 SS1/125  F13 ストロボ

自然環境が良好な雑木林であれば、ヤママユガの卵は、比較的見つけやすい対象だと思いますが、この日においては、やっと見つけた成果です。

1/12は、風はやみ、穏やかな晴れとなります。

今日こそは、何かよい虫を見つけるぞと、かなり気合を入れて歩き始めます。

昨日の強風で振り落とされたのか、オオバナミガタエダシャクの幼虫が、エノキの幹を登っている姿がありました。

オオバナミガタエダシャク幼虫
OLIMPUS OM-1 90mmMACRO ISO2000 SS1/250  F13 ストロボ

ツバキの重なった葉の間にミスジミバエがいました。

先日も、アオキの枯葉の中で集団を見つけましたが、葉を開いた途端にボロボロと落ちてしまいました。

脅かさないように、そっと葉をどけて撮影します。

ミスジミバエ OLIMPUS OM-1 90mmMACRO ISO2000 SS1/160  F11 ストロボ

その後は、カシ類の葉にいるはずのスカシカギバ、ウスギヌカギバ、ウコンカギバを探しますが、まったく成果はありません。

スカシカギバにいたっては、難易度は低い対象のはずですが・・・・

ツヤアオカメムシ OLIMPUS OM-1 90mmMACRO ISO2000 SS1/160  F11 ストロボ

ツヤアオカメムシだけは、やたらと目につきます。

落ち葉をめくれば出てくるし、目立つ色で木の幹に張り付いている個体もいます。

あまりに成果があがらず、3日間をまとめて、しかも回想も含めて書きました。

一日に歩く歩数は6000~7000歩ほどですが、上り下りがあり、総重量が10kgほどの機材ですからそれなりの運動量になります。

おかげさまで2kgほど減量しました。

冬とはいえ、完全なスランプに突入したような気持になります。

虫がいないのか?いても見つけられていないのか。

ちょっと場所を変えて挑戦してみようと、遠征先を模索中です。

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