カブトムシ飼育講座

カブトムシ飼育講座を開催しました。私が担当する飼育講座の年間計画では、年度末最後のプログラムとなっています。コロナ禍となってからは、3年ぶりの実施になりました。カブトムシの越冬後の3齢幼虫をペアで教材として提供し、観察用ボトルと餌はご購入いただいています。直径が8センチほどの観察ボトルに幼虫を2匹入れて飼育すると、高い確率で側面から見えるかたちで蛹室を作りますから、その後の蛹化、羽化を観察してもらうために脱皮の前兆などをくわしく解説しています。そして、羽化した成虫の飼い方も付け加え、参加したお客様には、今度は卵から飼育してもらいたいと考えています。親子で昆虫飼育を始める導入として、カブトムシはこの上ない存在だと思います。図鑑の中では当たり前のように出ている成長の様子も、実際に飼育して、目の前で観察する体験は、本当の意味での昆虫の成長を理解することにつながります。

カブトムシ飼育講座の様子