マダラカマドウマの羽化
梅雨のさなか、ケヤキの幹で羽化をするマダラカマドウマに遭遇しました。昆虫の森の取材下見で、ゲストをご案内している最中でしたが、「あー、マダラカマドウマが羽化している!」と思わず叫んでしまうと、「そんなに珍しいシーンなんですか?」と問われ、「人生で初めて見ます!」と答えると、ゲストも感動を共有しくださいました。慌ててカメラを取りに行き、撮影中は、ストロボまで持っていただき大変お世話になりました。マダラカマドウマの生態に関して詳しい記述はほぼ皆無と言えますが、石川県ふれあい昆虫館の昆虫施設連絡協議会での発表を聞いて驚きました。卵で一越し、翌年孵化して幼虫でさらに越冬して、2年越しの生長期間を経て羽化するようです。国産バッタ目ではかなり長い1世代サイクルかと思います。