ヒメケンモン幼虫

先日の埼玉県北本市周辺地域を散策中に、足元に落ちていた2㎝ほどのイモムシがいました。見たことがあるようなないような、一見してヤガ科、もしくはコブガ科と思われる外観でした。落下したとして見上げた木はシラカシで、葉を一枚容器に入れて持ち帰りました。食べ盛りの終齢もしくは亜終齢という感じでしたが、シラカシには食いつかず・・・

手持ちの資料で調べてみましたがわからず、蛾の師匠 横田光邦さんに画像をお送りして返答を待ちながらも、様々な葉を入れて様子を見ていました。

夕方に容器をのぞき込むと、なんとアカシデの葉に食べ痕があり、糞が2個転がっていました。

ヒメケンモン幼虫 OLYMPUS OM-D-M1X 60mm F13 SS1/60 ストロボ 

間違いなく腹をすかしていた割には、積極的な食べ方ではないなと思っていたところで、横田さんから連絡がありました。種名は「ヒメケンモン」ホストは「クヌギ」と。早速クヌギの葉を投入すると、すごい勢いで食べ始め、一晩で大きな食べ痕を残しました。

ヒメケンモン幼虫 OLYMPUS OM-D-M1X 60mm F13 SS1/60 ストロボ 

結論として終齢期の本当の食べ盛りで、餓死寸前だったかもしれません。体格もしっかりしたところで白バックを撮影しました。

ヒメケンモン幼虫 OLYMPUS OM-D-M1X 60mm F13 SS1/60 ストロボ 

平地性で、ホストもクヌギの割には発見例は少ないようです。それにしても、横田さんの頭の中に詰まった蛾類データはすごすぎると、ただただ感謝致します。

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