タカサゴツマキシャチホコの幼虫

お昼ごろに、ぐんま昆虫の森を歩きました。カラッとした晴天で、だいぶ歩きやすい気候になったとあらためて感じます。

この時期は学校利用のピークで、平日でも子供たちの声がにぎやかです。

本格的な秋を迎えて、目に付く昆虫たちもやや少なくなったな感じます。それでも、草原にはまだまだバッタ類が見られるし、森の中はジョロウグモの活動ピークです。何を撮影するか、撮影する気になるか、冬に向かってますます昆虫が少なくなる中、この先、着眼に苦労しそうです。

林縁を歩くと、コナラの枝先にタカサゴツマキシャチホコの幼虫が見つかりました。体長は5㎝ほどで、丸々として老熟間近という感じです。

タカサゴツマキシャチホコ幼虫 OLIMPUS OM-1 90mmMACRO ISO1600 SS1/400  F8

比較的地味な体色ですが、特徴をクローズアップしてみました。

タカサゴツマキシャチホコ幼虫 OLIMPUS OM-1 90mmMACRO ISO3200 SS1/400  F13

前胸に備えた一対の毛束が微妙な角度でそそり立ちます。

タカサゴツマキシャチホコ幼虫 OLIMPUS OM-1 90mmMACRO ISO3200 SS1/400  F13

腹部の末端近く第8節に短い毛束が中央にあります。7節には毛ではない突起物があります。

私的コメントとしては「シックな柄に控えめなアクセント、大人っぽいオシャレの演出」という感じでしょうか。

幼虫期の多様な形態が魅力のチョウ目ですが、どうしてそのような形態なのか、傾向として説明がつくものもあれば、そのほとんどが説明できません。結果的にそうなったとしか言いようがありません。

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