武尊山 ライトトラップ
玉原高原から武尊山東側は10Kmほどですが、道路行程は45Kmほどで1時間以上かかります。
日没が早い季節ですから、早めに移動を始めます。
明るいうちに現地に着いて、探してみたいのがハイイロセダカモクメの幼虫です。
なんとか17時前に到着し、早速周囲のヨモギを見始めます。
ほどなくして・・・見つかりました!

この季節の恒例行事のようなもので、見つけ出す楽しみと、見つけた時の感動を楽しみました。

この季節、セットで見つかるのがキクセダカモクメです。こちらは派手なカラーリングで目立ちます。
いわゆるノコンギクの花弁が大好物のようで、こんなポーズで食べていました。

さて、ライトトラップのセッティングを行い日没を待ちます。
この時期に期待できるのはクロウスタビガなどなど、初冬の蛾たちです。

秋キリガの飛来から始まりました。

オオモンキキリガは局所的でややレアな秋キリガのようです

ヒメヤママユの飛来は多い中で、一番美しかった個体です。

クロウスタビガは擦れたオスが早々と飛来し期待したいましたが、唯一の個体でした。
今年の発生は少ないのか?

ふと足元を見ると、ミネトワダカワゲラがいました。

独特な止形はカタハリキリガです。
体色変異が著しく、よく似た数種がいますが、微小な黒点が特徴とのことです。

ミドリハガタヨトウの美しい個体が飛来します。

続いてハイイロハガタヨトウです。

夏の名残で、カトカラ属もゴマシオキシタバ、エゾベニシタバ、そしてムラサキシタバが飛来しました。

21時を過ぎた頃になって、アツバ類がポツリポツリと飛来します。
同定が難しいグループですが、横田さんから検証報告をいただきました。
ホソアツバと酷似しますが、細部の特徴からオスグロホソアツバであろうとのことです。

霧雨となる中、シンジュキノカワガが飛来します。
不思議な生態の蛾です。
かつては関東で稀でしたが、数年前から幼虫の発生も確認できるようになりました。
しかし、波があるようで、今年においては幼虫は目立つほど発生は見られませんでした。

雲とともに移動しているのではないかと横田さんは言います。
よく、霧の中でライトトラップを行うとヒメアケビコノハが飛来したり、遇産蛾に出会う機会が多いのは確かです。
きれいな個体でしたから、後翅が見える写真が撮りたかったので、突っついてパタパタしてもらいました。

21時50分まで行い撤収します。
初冬の蛾が楽しめました。

沼田市の山中を抜けて帰宅途中・・・・
ヘッドライトの先に浮かんだのは・・・・
ツキノワグマでした。


