赤城自然園 散策
気温は30℃予報でしたが、カラッとして日影は心地よい涼しさです。
到着早々に駐車場のカエデを見上げると、ギンモンスズメモドキがいました。

入園後、花畑に向かう道脇にシロホトトギスが咲いていて、葉上の色彩が美しいカメムシが目に留まり撮影します。


以前にもホトトギスの葉上で見かけたことがあり、ユリ科と関連があるかと思い「カメムシ」「ユリ科」を検索ワードで種名を調べてみますがヒットせず、「カスミカメムシ科」の検索画像から「アカアシカスミカメムシ」たどりつきました。山地に多く訪花性が強いようです。
さて、花畑に到着するとたくさんのアサギマダラが舞っています。この季節にここを訪れるのは初めてで、今年がどの程度の飛来数かはわかりませんが、私なりにはかなり多い個体数だと感じました。
この密度感を表現したいと思いますが、画角内に複数個体を収めることは、タイミングが重要で結構難しいものです。
背景の抜けがよく、密度が高いポイントを探しつつ、ここと決めた場所でしばらく構えます。

一瞬、飛翔個体のにぎやかさを感じて連写するタイミングがありました。
花畑だけで相当な枚数を撮影しましたが、この一瞬を含む前後以外で、よいと思えるカットは皆無でした。
花畑を離れた直後、一輪のノハラアザミに、5-6匹が群れ飛ぶ光景を目にしましたが、カメラを構える時間もありませんでした。
「ここで、待ってみよう」という勘と、あとは運なのかもしれません。にぎやかな雰囲気の一瞬が、撮れただけでもラッキーだったと思います。
林内では、いたるところでアサギマダラが見られ、木漏れ日の中で舞う姿は本当に優雅です。
林床に、地味に咲く白い花の群落があり、アサギマダラが舞い降りて吸蜜をはじめました。

植物名のプレートがあり、シソ科のシモバシラだとわかります。

花弁を食べに来たのか、アスグロツユムシが花穂に止まっていました。
この時期、ぐんま昆虫の森では蚊の猛攻に悩まされますが、この日の赤城自然園では蚊は少なく、快適な秋の散策でした。